真ふかん撮影では被写体を「構図の中心」に配置 が定石らしいぞ。



本日の被写体は、ご覧の「井川メンパ」という静岡市で作られている実用漆器です。弁当箱的なものですが、今回は深さがある円筒形の器(被写体)と考えてください。


このセットで、メンパを真ふかんで撮影するというシンプルなもの。
それでは、とりあえず撮影した写真をみてみましょう。


構図の中心に配置して撮ったものです。
これぞ本物の「日の丸構図」かもですね。(今回は全てノートリミング)



次にメンパの置く位置をほんの少し左右に寄せました。移動量はメンパの半径分ほどかな。
中心に置いたものと少し左右に寄せたもの、実は大きく違う点があります。どこかわかりますか?


3枚の写真を合わせてレイアウトしてみました。

メンパの「縁円」と「底円」の関係に注目 してみましょう。
中央置きは、「底円」は「縁円」のだいたい真ん中 を食っています。
一方の、左右寄せの「底円」は、左右にズレている ことが分かります。
構図中心を少し外しているだけでも、かなりズレてしまうみたいですね。

これはいったい何を意味しているのか?
構図の中心以外に被写体を置くと、深さ(高さ) のパースが狂う。 です。
さらにいうと、深さがなくても形全体が歪む。 です。(よく見ると縁円が楕円化してるし、)

このような不具合を起こさないために、
真ふかん撮影では、被写体を構図の中心(厳密に)に配置する
を心がけるようにしてください。

※画面全体に複数個の被写体を置く場合は、中心から離れるほどこの現象が起こります。それを踏まえたうえで被写体を配置するようにしましょう。
また、パース狂いをなるべく軽減したい場合、被写体からできるだけ離れて望遠レンズで撮るという秘策もあるにはあります。しかし、そのような真ふかん撮影を組むのは非常に難しいのが現実です。(理論的には合っています)


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