ライトスタンド2本でブームを作る「古典的妙技」



昔は、今ほど照明周辺機材が充実していなかった
40年ほど前、今ほど撮影機材の種類が豊富ではなかったために、「個人カメラマンのスタジオ」では「ブーム類」が用意されていないこともよくありました。 出張のロケアシスタントでは、そんな個人のスタジオに出向くこともあり、そこにあるものでなんとかしなければなりません。ですので、この頃のスタジオマンは現場でブームを作る技を先輩から教えられたものです。

緊急的な技として現代でも役に立つかも
昔を偲んで、スタンド2本でブームを作ってみました。(今回はライトスタンド240CM で組んでみました)
フィルム時代のライトスタンドは全て頑丈にできておりましたので、このようにスタンドでブームを組んだら本格ブームになりましたが、今のライトスタンドは軽さ重視になっているので、それほど強度はありません。ですので、この技はブームが必要になったときの「緊急措置」と考えたほうが良いでしょう。ソフトボックス高演色LED電球 = おおよそ1kg。この組み合わせでは、装着機材は1.5kgで限界かな..。そして、強度のことを考えると、伸ばす使い方はできないと考えてください)


コンビニで入手可能なビニール紐で結いています
仕組みを説明すると、ピンク三角のところ(3箇所)を「ビニール紐」で結いています。また、「2Lペットボトル」もビニール紐で吊り下げて、ウエイトとして使用しています。全て、コンビニに走れば入手ができるものですね。


紐で3点を縛る固定の詳細(今回の場合)
「赤三角」は、「スタンド先端ダボの段差」を利用して「支点」としている。
①支点がずれないように上を紐で固定。②支点がずれないように下を固定。③捻れない(水平回転しない)ように「ノブ」を利用して紐で固定。

力学的に考えると、どんなスタンドでもブームにできるとおもう
今回はこのスタンドを使ったのでこのような紐の縛り方になりましたが、ノブや節の段差を利用して「支点」を作り、負荷がかかる方向をちゃんとに考えれば、他のスタンドを紐で縛ることで「ブーム」を作ることができると考えます。まずは「重力」を支配し、その後は他の問題をクリアするように考えるとヒモだけでブームを組み上げることができるはずです。


想定外の事態が起こるのが撮影現場の常。そんなときに役立つのが「ヒモ」や「棒」、そして「ガムテープ」だとおもいます。意図する写真にアプローチするには、できないから考えるのではなく、どーしたらできるか?を普段から考えるクセ付けするようにしたいものです。

ライトスタンド240CM

shop-top

nomi

new-blog

【twitter】パンプロダクト新着・再入荷専用アカウント
→https://twitter.com/panproduct
滅多につぶやかないのでウザくなーい!最低限の文字数で淡々と情報のみをお届けします・・

facebookページやってまーし!(ログインしてほめてくださーい!)
→https://www.facebook.com/panproduct

なんやかんやと、あれなので、引き続き更新メールの配信を自粛いたします。(読者様の心理的ストレス軽減のため)


 

カテゴリー: スタジオ撮影用品, 照明周辺機材 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください