遠景写真(風景)の「絞り」について



今日の話は、プロの皆さんだったら知っていることです。
ビギナーさま向けの「遠景を撮るときの絞り」のお話。

東京タワー(今だに東京のランドマーク1位であろう)の写真は、フルサイズカメラ(SONY α9)に50mmレンズ(ライカ ズミクロン-R50mm)をつけて、第一展望台あたりにピントを合わせて手持ちで撮ったものです。

「絞り」をかえて撮りました。
左は「F2.0(このレンズの開放)」 で、右は「F8.0(4つ絞っている)」です。

このページ上での小さな表示でみても、、
「F2.0(開放)」の写真は、「周辺光量落ち」が顕著に現れていることがわかります。(画面の四隅が実際より暗くなっている)
個人的には周辺光量落ち写真は嫌いじゃありませんが、レンズ性能の観点からみると「ちょっとしたエラー」とみなされます。

一方の右の「F8.0写真」には、周辺光量落ちはありません。
このレンズを含め大抵のレンズは、2つ絞ったら(このレンズだとF4)周辺光量落ちはなくなります。(← 覚えておこうね!)


次に解像感の比較です。ピントを合わせた第一展望台あたりを寄ってみましょう。(クリックして拡大してみてね)
例えば展望台窓枠を比較すると、クッキリ感にも明らかな差があることが確認できます。F2.0写真は、やや緩い印象ですね。


次に画面最下部の信号あたりをみてみましょう。タワーよりずいぶん手前(といってもカメラから10m以上離れている)の信号をみると、F2.0写真はボケボケです。さらに、タワーの根元あたり(タワー本体なので距離は展望台と同じようなもの)をみても滲みボケのようなものが確認できます。

信号のボケボケは距離差によるものもありますが、レンズの端という要因が大きいと考えます。(カメラ内部のセンサー中心と端は、レンズ後玉からの距離差がある)
レンズを開放(F2.0)で使うと、レンズの端の解像感が落ちるのはよくある現象です。(このレンズに限らない)

そもそも、遠景(風景)を撮る時に「開放(F2.0)」を使っちゃいかんのです!
全面をシャッキっと見せてこそ風景写真の良さが引き立つのではないでしょうか!?

【というわけで、、】
風景撮るときは、開放から3つ以上絞るようにしませふ。(このレンズではF5.6〜)
※絞り過ぎると「回折現象」がおこるのでほどほどに…

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