【スタジオワークのお作法③】パーマセルテープ プロの切り方



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パーマセルテープ(Permacel tape) 」と呼ばれる「撮影現場御用達の仮止め用紙テープ」です。アメリカ製です。
いつの頃からか「 シュアー・テープ(Shur tape) 」という名になっていましたが、いまだにみなさん「パーマセル」と呼んでいるのが現状です。(「シュアー・テープ」と呼んでる人をみたことありませんもん) 白いのは「白テ、白パー」、黒いのは「黒テ、黒パー」と略されることも多いです。
それぞれの用途は、白パーは仮止め用。黒パーは主に遮光用と仮止め用。ま、スタジオ撮影では必須機材といえます。


さて本日は、「パーマセルテープ」のプロの切り方 のお話です。
「紙テープなんだから誰だって簡単に切れるでしょ!?」 とお思いでしょう。そんな「パーマセル初心者」にこのテープを切らせると、上のようなことになります…。ま、切れてはいるんですが、切り口がブサイクです。「めくれ」などがあると、撮影現場で使用すると不具合が起こる可能性があります。切り口はある程度キレイである必要があります。それにこのダメな方法だと、切るのに時間がかかりすぎます。
撮影現場での「プロのテープカット」は、
より迅速に、」「ある程度正確に、」ということが求められるのです!


ということで、スタジオの先輩たちから教わった「流派」のプロの切り方をお教えします。(スタジオマン経験者は知っているでしょうけど..)

パーマセルテープ プロの切り方①


切り口を上にして、左手でテープを持つのが基本。(右利きの場合)


右手で向こうに送り出すように、必要な長さだけテープを引っ張り出す。


出したテープと巻きの間に、左手の人差し指を入れる。


テープに対して「人差し指」は直角より、やや浅めの角度。(←この角度が大変重要) 人差し指にテープを押し当て、矢印方向に、テンションをかけて、一気に引張る。


キレのある「ぷちっ!」って音を立てて切れれば成功。(角度さえよければ、軽い力で切ることができる)


あーーー、切れ口は、だいたい垂直に切れているが、
ちょっとラウンドしてた。これは、私としてはかなり失敗。。。


もう一度リテイク。この切り方だと、本来この程度のキレイな切れ口になります。ちなみに、この3枚の同じ長さのテープを「2秒」で切りました。 スタジオマン的には特段速いスピードではない。スタジオのセット作りでは、このスピードこそが大切。


と、さぞ、簡単ぽいようにご案内しましたが、私は「達人レベル」なので簡単にできただけです。真似してやっていただければ、この難しさがわかるとおもいます。
スタジオマンになって、最初の1ヶ月ほど毎日毎日、死ぬほど練習して会得した技ですから..。(白パーを3本やったくらいで、少しコツを得れるとおもいます..)
なお、鈍い音しか出ない場合、やり方(角度と力の入れる方向)が悪いと思った方が良いでしょう..。

で、実は「プロの切り方」は別流派も存在します。(他のスタジオだと、この別流派を教えられることもあるらしい)
今回は特別に、別流派の切り方もお教えしましょう。

パーマセルテープ プロの切り方② (別流派)


テープの持ち方、繰り出し方は先ほどと同じ。


テープをひねり、裏返して、直角に交差するよう折る。(45°に折る)


裏返した「糊面」の上に、左手親指を置き、押さえる。


テープ(巻き)の角をテープカッターに見立てて、手前から奥向けに一気に力を入れる。


同じくキレのある音で切れれば成功!


私の流派の切り方より、切れ口はまっすぐキレイ。
ただ、この別流派の問題は「あまり速く切れないこと」。さっきのように「3切/2秒」は、絶対できません。


パーマセル初心者の方は、②の「別流派」の切り方の方が簡単だとおもいます。バリバリのプロの現場じゃ、スピードが遅いのは命取りですが、フツーはそんなことないですもんね。。
だけど、①の切り方で驚くほど速く切れたら、カッコイイ度は高いです。(相当な修行が必要ですが..)


これは関連する技ですが、
素早く切ったテープは、一旦、ズボンの腿の上あたりに、軽くつけておきます。(こうしないと、素早く量産できないもんね) バックペーパーやトレペを仮固定するときには、大量のテープ片が必要です。あらかじめ、必要な数のテープ片を作っておき、ズボンからはがして、背景紙などを止めていくって流れです。
素早いスタジオワークを実現するためには、この「ズボン仮置きテク」も覚えておくとよいでしょう。(フツーの人が素早いスタジオワークをやる必要あんのかぁ….?)



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【スタジオワークのお作法③】パーマセルテープ プロの切り方 への2件のフィードバック

  1. hide_003 のコメント:

    何時も楽しく拝見させてもらってます。勿論買い物もしてますよ。次は「傘トレ」の作り方なんてどうでしょうか?あれも各スタジオの流儀があったと思います。

    • 中居 中也 のコメント:

      2種の傘トレの方法を知っていますが、広い場所が必要、そして自分一人では撮影が困難ということもあり、見送っております。スタジオマンにやってもらうのを記録するしかないですが、そんな機会もありません。

      ちなみに「スカート」というソフトボックスの原型となったものの作り方も知っております。白ケンと黒ケンとトレペを駆使する高度な工作となります。(← 現代じゃ、これ作る人はおらんだろうなぁ..)

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