「超小型強力自由雲台」をさらに強力にする秘策(ただし、耐久性が落ちる可能性あり)



弊社で改造強化された極小雲台の「 超小型・強力自由雲台(Micro Ball-Head / tune-up Edition) 」を、さらにとんでもなく強くする方法をお教えいたします。

ただし、短期的には効果はありますが恒久的なものではないので、ここぞとという現場で「非常時ブーストな技」だということをご理解のうえ、雲台を壊すことを覚悟のうえおこなってください。


13mmスパナでノブを増す締め!
手で締めるより、工具を使い締めた方が強く締めることができます。商品ページでは、上の写真に記載されている通り「スパナで締めるときは、手で締めるより少しだけ強くくらいにしてね」と注意喚起表記をしています。この程度でも、かなり強度は増します。

ですが、今回、あえて壊すこと覚悟で、さらに「鬼締め」したらどうなるか!?をレポートしたいとおもいます。


試しに、スパナを使い「容赦なく力一杯鬼締め」してみました。そして、雲台をバラし、力がかかるパーツをよく観察してみると、、
わずかながらですが「鬼締め痕(凹み)」が確認できます。なるほど、鬼締めを繰り返すと、このパーツが劣化することがわかります。とはいえ、この程度では(たとえ複数あろうとて)雲台固定機能がなくなるわけではありません。多少の動きのムラは出るでしょうけど…。


「鬼締め痕」を説明するための写真は痕がわかりやすいように「グリス」を拭き取っていました。実際はこの「チューンアップ版」はこの斜めの部分に「グリスアップ」しております。(当然、元のオリジナルではそんな手の混んだことはなされていない)グリスアップにより、ノブを締め付けた時のダメージが抑制されていると考えます。


参考までに「スパナ鬼締め」した、パワーアップ具合をお見せ致します。ペンタックス67です。ヘビー級カメラです。90mmレンズをつけると「2.2kg」あります。


この重いカメラを、一番負荷がかかる「水平出し固定」で試してみました。商品ページでは「2Lペットボトル」が「雲台ねじ」に吊るされている保持されて様子がありましたが、同じ重さを支えるにしても「水平方向で向こうにいくほど負荷がかかる」ので、この固定の写真は衝撃的といっても良いでしょう。

しかも、手で小突いても、全く動きませんでした。ちょっとの固定ではなく、しっかり固定されているということです。ただし、雲台壊す覚悟で、鬼締めしております。真似するのであれば、自己責任でお願いします。(何回かは、確実に同じ固定ができるでしょうけど、そのうちヘタると考えています..)


壊れるの覚悟で、こんなハードなミッションをするプロがどれだけいるかはわかりませんけど「壊してでも..って必要がある現場」って、割とあるとおもうのです。(お仕事ですもんねぇ..)

ですが、ノブを工具で締め付けるとプラ部分に負荷がかかり、ギトギトになると考えられます。このノブはかなり堅牢ではあるのですが、さすがに工具でグリグリしちゃうとねぇ…..。

ということで、この「M6ノブ」だけを交換用にもお売りすることにしましたぜ!「超小型強力自由雲台」と同じページにありますので、よろしければ。。


超小型・強力自由雲台(Micro Ball-Head / tune-up Edition)




編集後記…


8時間後の雲台につけたペンタの様子です。雲台の首は微動たりしていません..。おそらく永遠にこんな感じじゃないですかねぇ…。





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