ニコパチ顔写真1灯ライティングの基本の形(かた)



お顔の小さいカットは、人物紹介でよく使われます。取材撮影の最後に「最後に、ニコパチ写真を一枚撮っといてください」という具合に、おまけみたいに依頼されることが多いようにおもいます。扱いは小さいですが、取材対象者にとっては実は一番大切な写真になることさえあるとおもいます。

屋外自然光であれば、シンプルな背景を探して撮れば良いだけですが、窓の光もないような室内の場合、多くの場合ライティングするべきものだとおもいます。

そこで、ニコパチ顔写真の1灯ライティングの基本の形(かた) をお伝えします。今回の記事では、ポイントになることを全て写真に書き込んでいます。


写真では、弊社商品の 美しい光の撮影照明キット を使用してご説明しておりますが、ストロボの傘バウンスでも形は同じと考えてください。ライトの配置の距離の数値なんかも、だいたい同じで良いとおもいます。


レフ板の替わりにもなるので、テーブル前に座ってもらうというスタイルをオススメします。


人物と壁などの背景の距離は意外と重要!
近すぎると人物の影が写りこみますし、遠すぎると背景が暗くなります。今回、ご提示している距離(50cm)がいい塩梅なので、基本の距離として覚えるとよいでしょう。

また、壁から距離をとるのはライティング上の都合だけではありません。今回、白背景紙を使っておりますが取材写真では会社の会議室、など フツーの壁 を背景にとることとなるとおもいます。
日本の事務所壁はその多くが「クロス張り」になってるとおもいます。そしてほとんどの場合、白っぽい色が使われてるとおもいます。



色についてはは歓迎しますが、「クロス張り」の網目やエンボスは、あまりちゃんと写って欲しくありません。(くっきり写っちゃうと、ビンボー臭が漂うことになる)

という理由からも、被写体と壁との距離を離して壁をボカしたいわけなのであります。


しょうもない写真ですが、いちお今日のセットの値で撮った人物みたいなものを写したものをお見せします。

首もと横の背景が少し暗くなっているのは人物の影です。壁との距離を離すごとに、この影は下に進みやがて見えなくなります。しかし、その分背景壁が暗くなります。
だから今日の値が良い塩梅ではないかと考えています。これを中心に、お好きにな具合になるように背景距離をおこなってください。
かしこ。

 美しい光の撮影照明キット

 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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美しい光の撮影照明キットの「美しい光」の理由



これが 美しい光の撮影照明キット。小物ブツ撮りに最適なやつです。(もちろん、人物撮影でも使えます)
商品撮影用の照明キットなら、他にも色々あるとはおもいますが「できそうな形」をしているものほど「できない」ことが多いように感じます。

とにかく、このキットは他のものとは一線を画しています。本日はそのご説明をしたいとおもいます。


発光する面をお見せするとこんな感じ。。ライトスタンドと50cmのソフトボックスで構成されています。


ディフュザーを剥がし、中身を見てみると..


大きめのLED電球が装着されています。


実はこれが、この照明キットのキーディバイス、高演色LED電球 Sh50Pro-S です。

このLED電球は、撮影のためにプロの指導のもと開発 されたもので、明るいだけじゃなく太陽光に近く演色性が高い のが特徴です。プロの間では、もはやスタンダードになっている光源といえます。

「美しい光」と謳っているのは、プロの色表現にシビアな撮影にも耐えうる光の質を持った光源を使っているからなんです。だって、本当ですもん。


美しい光であるかを照明するために、別の大型LED電球と比較をしてみたいとおもいます。この「謎の大型LED電球(左)」は、出力がたかそうだったから試しに入手したものです。撮影用の電球ではなく、一般的に灯りとして作られたものでしょう。

始めにおことわりしておきますが、別種の電球一種なだけで、全部がこの謎の大型LED電球と同じ性能ではないことを踏まえてご覧ください。(たまたまこれがウチにあったから、比較してみたまでのこと)


うーーーーん、すでにがっつりネタバレしておりますが、気がつかなかったことにして読み進めてください。

ソフトボックスの中に、通常のSh50Pro-S と 謎の大型LED電球をいれたもので、色の表現が難しい肌(手の甲)を撮影して、その違いを見ていきたいとおもいます。


いずれも同じ露出設定で撮ると、誰にでもわかるほどの差が現れてしまいました。
そもそもな話、謎の大型LED電球は、大型なのにとても暗いことがわかります。(Sh50Pro-Sが明るすぎるともいえる..)


次に、Sh50Proと明るさを合わせてみます。
うーん、、笑っちゃうほど光の色が劣悪です。。(ここまで悪いとは思ってもいなかった)
ただ、逆側から見ると、Sh50Pro-Sの色がキレイすぎるともいえます。

「ホワイトバランスを合わしちゃえばいーんじゃないの?」という意見もあるとおもうので、ホワイトを合わせてみます。


パッと見、良いよいうに思えます。でも、よーく比較してください。
謎球は、色が濁って冴えない ことがわかります。実は、このケースは、まだましな方でして、無理やりWBを合わせるとシャドー部が破綻し、偽色が現れ画像が乱れることもあります。

一方のSh50Proは、何もしなくても、難しい肌も自然な表現できていることがわかります。高演色とはまさにこのこと!(Ra95以上、CRI95以上とは本当のことです)

ソフトボックスの効果で美しい光になることは確かですが、美しい光の撮影照明キット は、高演色LED電球 Sh50Pro-S を使っているがこそ、パーフェクトな「美しい光」を生み出せるってわけですね。

「ソフトボックスだけ買って、他のもの入れて使おう」と考えてる人もいるでしょうけど、高演色LED電球 Sh50Pro-S を使わなきゃ、その実力は半減しちゃうので、思い切ってキットの導入を検討されることを強くオススメいたします。

 美しい光の撮影照明キット

 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

 高演色LED電球 Sh50Pro-S

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斜ふかんアングル、リアル・ドロップシャドーの塩梅検証



すみません、今日は東京12チャンネルモードでやります。

平べったい被写体は、少し浮かせて撮影することがよくあります。(平べったいものじゃなくても浮かせることもある)
被写体を少し浮かせることにより、影が太り、優雅なグラデーションのドロップシャドーを演出 することができます。

ただ、やみくもに嵩上げをすれば良いというわけではありません。何事にも「塩梅」というものがありますからね。

そこで、直径8cmの金彩漆器の豆皿 をご覧の小さなアクリルプレートで嵩上げをし、どのくらいが適当なのかを探っていきます。


0mm(かさあげ無し)から、20mmまで試してみましょう。


なお、今回は、俯角45°の斜ふかんアングル での検証です。
このアングルだと、「逆トップライト」になるため、被写体手前側に影が伸びやすいこと をあらかじめ承知しておいてください。

それでは、結果を一気におみせしましょう。どーぞ。







くれぐれも今回は、8cmの豆皿  を 45°斜ふかん&逆トップライト で撮ったものであることを忘れないでください。 

例えば、最大嵩上げの「20mm」のは、平べったさが全くないように見え、まるで高台盃のように思ってしまうんじゃないですかね?つまり、ウソ、もしくは誇大です。だから、20mmはあり得ません。さらに10mmあたりも怪しいですね。

私の独断の結論を申し上げますと、
この場合の 正解は「3mm」 だとおもいます。5mmも行き過ぎかなぁ..という感想。

今回の場合、手前に影が伸びるものなので、ほんのちょっとのかさあげで十分だとおもいます。0mmと比べると、ラグジュアリー感が上がってますもんね。このほんのちょっとのさじ加減で、写真の印象は変わるものなんですよ。

例えば、被写体が7寸皿(21cm)の場合だと、3mmじゃ足りないでしょうね。被写体の大きさにより、上げる高さも変えなきゃいけません。その場合でも、ほんのちょっとリッチにしちゃえば良いんですから、その感じを覚えておいてください。(上げすぎると違和感が出ますから、控えめにね)

で、すっかり忘れていましたが、2019年にも同じ豆皿で、真ふかんでもやってる記事がありました。(なにしろ4000近い記事書いたから、忘れちゃってること多し)

あらためて自分でも読んでみましたが、真ふかんだと3mmじゃ足りなく、もっとあげた方が良さそうですね。アングルによっても、ドロップシャドーの塩梅は調整しなきゃいということもわかりました。つまり、どのくらいの厚みのものをかますかは、あなたの裁量にかかっている といえるでしょう。(ここで厚みを覚えても無駄かも..)

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