三脚座がない重いレンズを三脚(雲台)につけるときの安定化対策



ライカ エルマリート-R135mmです。形・大きさはフツーのF2.8の135mmと変わらないのですが、なぜかすっごい重いです。重いガラスレンズが詰まってるのですかねぇ? それに加えて、このレンズハレーションを受けやすい性質があるので金属フードもがっつりつけております。そして、さらに重くなります。(1kg近く)

この重いレンズをα9につけて、三脚の雲台につけると重が心レンズ側にあるため、水平に構えただけで、やわな雲台だと簡単にお辞儀しちゃいます。今回は強力な 3WAY雲台P-N75ALP を使っているのでお辞儀こそしないものの、油断して締めが甘いと、じわじわお辞儀方向に傾いて始末。仮に雲台が耐えられても、この状態じゃ三脚自体が耐えられなくなる可能性があります。

つまり、この状態はとても不安定な状態。まともに雲台使えません。

重めの望遠レンズでは、通常レンズ側に三脚座がついています。300mmとか400mmをボディで支えるなんてありえないですもんね。200mm以下のレンズには、レンズに三脚座がついていないことが多く、このレンズも三脚座はついていません。

さてさて、このように
三脚座がない重いレンズを三脚につけたいときは、どーすればいいのでしょうか?


ざっくりした答えをいいます。
プレートを使って、カメラの底の三脚穴をレンズ側にシフトさせて「支点」を前に移動させました。支点を前にシフトさせることにより、バランスがとれて、重いレンズでもどのチルト角でも安定的に固定することができます。

なお、今回は最も簡単な方法(安価な方法でもある)、事務所に転がっていたストレートブラケット(弊社商品に非ず) で、支点シフトをしています。
同等品 → ストレートブラケット(I型ブラケット)



また今では一般的になっている、アルカスイス互換の長いプレートを使い支点シフトする方法 もあります。

というか、今ではこちらが主流ですかねぇ。
いずれにしても、レンズに三脚座がついていれば、こんなことで悩むことはないでしょう。(135mmでこんな重いものめったに無いし..)


最後に、、、
今日の撮影で使った機材(弊社取扱商品)を晒して終ります。。(このくらいさせておくれやす)


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

伸縮式レフ固定アーム II(レフ幅65-120cm用)




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そのカメラの置き方、ほんとうに安全ですか?



カメラを所有している全ての皆さま、イメージしてください。
あなたは、写真のように自分のカメラを机に置いたとします。
これを見て、なにか思うことはありませんか?


別角度から見るとこぉ。あらためてお伺いします。
なにか思うことはありませんか?


同じ状況を簡略化した絵はコチラ。
ちなみに何も思わなかったアナタ、はい、アウトです!
今から悔い改めていただきます。

この状況をみると、プロなら必ず不安を覚えるはずです。一瞬でもこの状況にしたくはないからです。


カメラストラップが机から垂れている状態、これは非常に危険です!仮にあなた自身はこの状況を把握して細心の注意を払っていても、その近くにいる 他の誰かがストラップを引っ掛けてカメラを落としてしまう事故が、少なからず起きてしまいます。

実際では他人が犯人になること少なく、分かっているはずのあなたがストラップを引っ掛けてしまう犯人になることが多いようにおもいます。


カメラ落下事故の確率を一分、いや一厘でも下げるために、
普段からテーブル上にストラップも置くクセをつけましょう!


まずは、
「ストラップが机から垂れ下がっている状態」がとても危険ということを認識すること。(不安に思うようになること) そして、もしそのような状況を見つければ、即直すこと。これを、徹底するようにしてください。

これをみても悔い改められない人は、
大切なカメラが地面に叩きつけられてから後悔する未来が待っていますよ。

あかーん!!こんな記事書いていても商品はなーんも売れん!!!できればショップも見ていっておくんなまし。↓
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デジタル・プロジェクター投影画像の写真撮影でフリッカー喰ったときの対処法



学校の近頃の授業では、黒板に デジタルプロジェクター で画像を投影することも多くなってきました。そのため、その投影画像を撮影する状況もあります。

上の写真(A)は何も気にせずプロフェクター画像を撮ったものです。アバンギャルドな配色の画像に写っていますが、実際は「背景白・文字黒」です。


次の写真は、少し工夫をして撮ったもの。少しまともになったものの、まだ上下の色が少し違いがいますかね、

この現象は、撮影の基本中の基本の話です。
実は(A)と(B)は、
そこそこ 高速なシャッタースピード(SS)で撮影 しました。
詳しい設定値は、(A)=1/2000秒 (B)=1/250秒 です。

つまり、プロジェクターのフリッカー(チラツキ)をもろ食らってる状態 だと考えられます。


でまぁ、この現象の回避策。
ここ東京(50hz地域)では、フリッカーの同調スピードのSS1/50秒を使うとフリッカーバグが回避(C)できます。ちなみに富士川と糸魚川以西の中部・関西(それより西側も)は電気の周波数が60Hzです。したがって SS1/60秒でフリッカーと同調させることができます。(1/50・1/60以下のSSでもムラは目立ちにくくなります)

テレビやPCのモニターも同じこと。50Hz地域では「1/50秒」、60Hz地域では「1/60秒」でバグ回避ですね。※リフレッシュレートの高い高級モニターでは、更に速いSSでもフリッカー回避が可能。(表示Hz数に合わせたSSでOK)

えーー、今日は撮影の基礎中の基礎の話をしました。ここの読者のたいていの人には物足りない話だったでしょうが、今日は朝早くから学校入りしているので、こんなもんでどーにか許してくださいな。



【緊急追記】どうやら、私の考えは間違っていたようです。
テレビのリフレッシュレートはNTSCの規格で全国統一60Hzで統一されているというご指摘を頂きました。ですので、この場合、1/60秒が正解でしょう。(1/50秒はそれより遅いので、たまたま同調しているように見えた)
思っていたのと全然違いましたね。勉強になりました。
そして、ご情報をお伝えしたことを謹んでお詫び申し上げます。

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