「和紙製(障子紙)」の㊙︎ソフトボックス・ディフュザーを作ってみよう!









例えば、E26ソケット 4灯式ソフトボックス 70×50cm

このソフトボックスはE26ソケットが4灯入るものです。同じような商品は、意外と他にあまりありません。














残念ながら、このソフトボックスに付属のディフューザーは、「ペラペラのビニール製」で、そんなに立派なものではありません。ですが、替わりになる商品自体がないため、これを使わざるおえないのが現状です。(多くのストロボ用のソフトボックスでも同じことがいえるでしょう…)

ここからお話する話は、本当は内緒にしたかった、昔からやっていた中居の工夫です。どーも、あのペラペラビニールのディフューザーが気に入らなくて、ディフューザーを自作しておりました。(この商品ではなく、昔からある一般的なストロボ用ソフトボックスでやってました)

その工夫とは、光のグレードアップを目指して、ソフトボックスのディフューザーを「自作和紙ディフューザー(障子紙)に変更しておりましたわけなんです。

実際、光の質は向上しますし、特に「茶碗などの焼き物作品」などの、和なるものには絶大なる効果がありました。

だから、本当に秘密にしておきたかったのですが、ソフトボックスを売る立場になった今、、みなさんにも、その作り方を伝授しようと考えまして、。今日の記事を書いて次第なわけです。。。(んんーやっぱ言いたくないなぁ……って、自分もいる…)









【用意する材料】
障子紙(ロール・和紙製のモノ) ・ 木工用ボンド(速乾性タイプ)

【用意する道具】
作業台のコンパネ(カッター入れても良い床でも可) ・ 1m直尺(メジャー & 直線が引けたり、カッターを入れられる、真っ直ぐで長い板でも可) ・ 文鎮×4個(重し4個でも可) ・ 鉛筆(今回はシャーペンを使用) ・ カッターナイフ







※今回は70cm×50cmの面のソフトボックスのディフューザを作りますが、他のサイズでもサイズを変えて応用できます。

50cm幅の光源面が必要なので、障子紙ロールから、「60cm強」切り出します。 紙の端にたいして、なるべく「並行」「直角」な線をひきましょう。(三角定規を使うと精度が上がります)







60cm強 × 94cmの紙が切り出されました。







76cm以上取れるところに、紙の端と平行線を鉛筆でひきます。







コレが基準線となります。







基準線から、76cmのところ、紙の両端に鉛筆で印をつけます。







つまり、基準線から76cmに平行線をひくということです。







76cmの平行線が引けました。







今度は、長辺側の線を引きます。短辺の必要な長さは56cm。なので、逆側紙端から56cm以上のところに平行(紙端から)に線を引きます。







引いた線から56cmのところに、平行線を引きます。以上の結果、76×56cmの四角の線が引けているはずです。(方法はともかく、これが目的です)







76×56cmの四角の線の3cm内側に、「70×50cmの四角」の平行線を引きます。(のちに、内線が「折り線」になる)







直尺のエッジを使い内側の線に沿って「折筋」をつけます。







さらに「折筋」をきっかけにし「2つ折」にして、きっちりとした「折り目」をつけます。







全ての辺に同じ要領で「折り目」をつけます。







外側の線を切り取ります。







外線「4辺」全て「切り取り」ました。









外内線のつなぎ目を4箇所切ります。




この「3cmの赤線部」を4箇所カットします。







カットしたらこうなりました。







木工用ボンド(速乾)を準備します。







4角の真四角部にボンドを塗布します。指でで均一に薄く、ボンドを引きます。









この青色部の部分にボンドを引きます。(丁寧に均一に広げてください)







接着部を指で強く圧着して、完全に接着します。(ここ大切! 圧着が不足すると使っているうちに剥がれるリスクが高まります)







このように襠(まち)ができれば、完成です。







これが完成形です!






ところが、実際に当てがってみると、「ややゆるい」ことが判明!!!! うーん困った。。。







仕方なく、絞ってホッチキスでバッチン!







なんとか、完成です!!!!!

完成度を増すためには、このディフューザの襠部内側に百均で売っている「テープ付きマジックテープ」を貼ると、完全固定が可能です。(ソフトボックス本体にあるマジックテープを利用します..)







暗めにディフューザ(光源)を撮ってみました….。 お手製和紙製の方が「柔らか感」が増したのがお分りでしょうか?








E26ソケット 4灯式ソフトボックス
(70x50cm/SQ60cm/OCT80cm)








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3 Responses to 「和紙製(障子紙)」の㊙︎ソフトボックス・ディフュザーを作ってみよう!

  1. 寝太郎 のコメント:

    しっかりと寸法合わせて工作するあたりが、流石です。私は障子紙を洗濯バサミやプラ製のクリップ等で挟んで使ってます。

  2. jojiw のコメント:

    ということはトレーシングペーパーの代わりにも….?

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