平面(紙など)の素材感を捉えるライティングを考える



本日は、いつもこのブログを読んでいただいてる方は簡単に理解できる話をします。

カメラを真ふかんで構えています。下にはエンボス加工が施された「ペーパータオル」を平面にして広げています。
平面の「凹凸がある紙」の素材感(テクスチャ・マテリアル)を捉えるライティング を考えて見たいとおもいます。

ご覧の4つの方法でライティングしています。Aは「カメラ寄りから照射」し、Bは「紙に対して薄い角度で照射」しています。右の「’(ダッシュ)」は、逆側に「レフ板」で光を起こしている、、ってことですね。

さて、この中で「エンボス加工のペーパータオル」の素材感を最も捉えてるライティングはどれでしょう?

5秒だけ考えてください。


レフ起こしの「’(ダッシュ)」組は、素材感が出ていないことは分かりますね。でも、これだけじゃ、AとBのどちらが素材感を捉えているのか分かりません。


そこで見やすいように、AとBだけ拡大表示してみました。
すると、最も凹凸の素材感を捉えているのは「B」だということが分かります。

毎日読んでいただいているブログ読者の方には、
簡単すぎた話だったかな?。

さて、それでは逆のことも考えてみましょう。
ヨレやシワがある背景紙を使うとしましょう。すると「B」ライティングは、ヨレやシワも強調しちゃいます。エラー・テクスチャも浮き出しちゃうわけですね。素材感を見せたくないとき、つまり、ヨレやシワを目立たなくしたいときは逆に「A’」を選ぶと良い ということになります。

今回のペーパータオルも平面性が悪く、ヨレまでも写っちゃってます。これは反省しなくちゃいけません。薄いライトで「平面の素材感」を表現するときは、平面性をできるだけ良くしなきゃいけない ということも、ついでに覚えておきましょう。


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