背景紙の芯の再利用。Nikonの昔のアレにピッタリ合うものができちゃったよ!



今回は、とんでもなくおバカな話ですので、真面目に読まなくても良いとおもいます。。。

これ、バックペーパー(背景紙/スーペリア・ハーフ)の芯。基本的に紙が消耗したら捨てるものです。


なんの気なしに、内径を測ってみました。
すると、内径54mm弱…。ここでハッと閃いてしまいました。(悪い癖です..)
もしかしたら、アレに使えるかも。。。

良からぬ閃きのせいで、突然、工作の時間が始まってしまいました。


芯の端から5cmのところに線を書きます


作業台に芯を固定します。


5cmで引いた線を「電動ノコギリ」で切断します。


切断面は少し斜めってしまっていたので、#120サンドペーパーで均します。


5cm幅の「黒ウールペーパー」を用意します。「内径×円周率(3.14)」で長さが出ます。


筒の内側に「木工用接着剤(速乾)」をムラなく塗ります。


黒ウールペーパーを筒の内部に入れます。


指で内部を圧着しウールペーパーを接着します。(片端合わせ)圧着することはもちろん、手の体温であっためるとうまく接着できます。


合わせ端の反対側にウールが少しはみ出ていたので、余分な分をカッターで切り離しました。


ここからは次の工程。いらないダンボールをサークルカッターで円に切り取り、両面の蓋(マスキング用)にします。


蓋に割り箸を刺を貫通させて固定します。このときあえて斜めに刺すことで回転するのを抑制できます。


割り箸の反対端には重しをつけて、立つようにします。


いらないダンボール箱をテープ留めして、簡易的に塗装ブースを作りました。


黒の塗料を切らしていたので、近くの百均に黒スプレー(油性)を買ってきました。


ブースの中で、底面から塗料を塗って黒くします。


四角い重しで立つ仕組み。全てを塗装し、立てて乾かします。


乾いてわかったのですが、ボール紙芯に油性塗料は相性が悪いことに気がつきました。。いくらなんでも仕上がり悪すぎ!


塗装失敗を受けて、ここにきて計画変更。「黒のカッティングシート」があったことを思い出し、5cm幅に切ったものを用意します。長さは「外径×円周率」で導き出しました。経験上、ほんの少し長めにしたほうがうまくいきます。


長さぴったり。割と簡単にキレイに貼れました。どうして最初から、この方法を思いつかなかったのかが悔やまれます。。


仕上げに、はみ出たカッティングシートをカッターで切り取り、筒の切断面黒マジックで塗りつぶします。
さて、これほど手間をかけて、いったい何ができたのか!?


例えば、昔のニッコールレンズ85mmF2。
実は、昔のニコンのレンズはフィルター径が「52mm」のものが多いのです。


つまり、レンズの外径が大体「54mm」くらいなので、このように背景紙芯で作ったフードがぴったりハマります!
ちなみに、簡単には落ちないくらい固く止まっていますよ。ちょっとみた感じでは、ケラれもありませんし。固くて軽いというメリットもあります。


この85mmだけではなく、多くの古いニッコールレンズ(52mmF径)のフードが、背景紙の芯で作れる可能性があるってことです。もちろん、焦点距離に応じて、筒の長さを調整する必要がありますが..。

かなりビンボー臭いことは否めませんが、入手困難なフードが自作できる点では、全く無駄な情報ではないのではないでしょうか。たぶん…。(とはいえ、こんな面倒なこと、マネする人はいないとおもいます..)

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