美しい光の撮影照明キット:リアル配置でみる明るさの目安



本日は、美しい光の撮影照明キット実使用の想定配置 で、
明るさの値(ISO・SS・F値) を測り、皆さんに明るさの目安を示していきます。

まずはじめに、商品撮影を想定し、ブツ撮りスタンダード・ライティングである
「トップライト」の目安の値 をみていきましょう。
※今回はすべて、1灯のみを使い、レフ板は不使用という条件。


露出計(メーター)を被写体と見立てて撮影。表示されているメーター値は実際に測定した数値、そしてカメラ設定もメーター値に合わせています。

結果は見ての通り写真に大きく記しました。これ以上でもこれ以下でもない、リアルな数値です。※表示写真は「ノートリミング」


次に「お顔の写真」を撮るという想定のセットを組みました。


やや上からのサイド光での人物顔撮影を想定。
お顔とライトの距離は50cm。後頭部から白背景までの距離30cmという配置です。


ISO感度とSSの値は、先のブツ撮りトップライトと同じに合わせています。
距離が離れた分、2EV弱、f値が落ちました。※表示写真は「ノートリミング」

とまぁ、美しキットSh50Pro-S50cmソフトボックス の明るさの目安は、こんなもん、、ということだけを簡単にお伝えしました。


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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ブツ撮りで常備しておきたい作業アイテム(プロ的には必要なもの)



ブツ撮り作業 をおこなう上で、
常備しておきたい作業アイテム をいくつかご紹介していきます。

■黒テープ(パーマセル)

まずは絶対欠かせないもの。それは、黒テープ(パーマセル) です。この意見はプロの方には異論のないところだとおもいます。
主な用途は、仮止め用テープ としての役割でしょう。しなやかな素材で曲面にもフィット。それなりに強く固定できるのに、剥がしやすく、接着剤が残りにくい という特徴があります。やや高価なテープですが、プロ的には外せないアイテム。似ている性質のテープもありますが、私はやはりこの「黒パー」一択と考えています。

もともと、遮光(ライティング・カメラ機材)のために作られたものかもしれませんが、実際には「仮止め」のために使うことが多いような気がします。


■両面テープ (紙製/弱粘着のもの)

地味に役立つのが、両面テープ です。紙製の弱粘着 のものが良いでしょう。幅が細いものが、便利な気がします。(写真のは10mm幅)



■ソルベント (シールなどの糊剥がし材)

もともとペーパーセメントを薄めたり除去したりするものですが、
ミツワ ソルベントシール剥がし(テープの糊除去)に使うと絶大な威力を発揮。被写体のシール剥がしに使います。
これを知ってしまえば、世に出回っている「シールはがし剤」として売られているものは”全部インチキ(糊が残ってホントにダメ)”だと思うはずです。

シール剥がし(テープ剥がし)での使い方。ディスペンサー を使い、シールをゆっくり剥がしながら、剥がれ面に数滴づつ滴下してくと、ウソのようにキレイに剥がれます。付着が残った糊もソルベントを布に染み込ませ拭き取ると除去できます。(古く固まったものは、 たまに除去できない場合もある)

ただ、この強力さがゆえの問題があります。それは、指に付着するっと指が白くなること。 これが怖くて他のシールはがし材なるものは、役たたずにしか作れないんでしょうね。ちなみに私は、シールや糊をキレイに除去するという主目的の達成のため、「指が白くなる問題」は全く気にしていません。(個人の判断におまかせします)

※ 使用時は火気厳禁!


■アクリルキューブ・アクリルプレート

被写体を立てたり浮かしたりする仕掛けを作るのに便利なのが、アクリルキューブ やアクリルプレートです。
アクリル材は少し高いですが、高精度なので仕方ありません。(正しく垂直とかね..)
なお、斜め45°キューブにつけているのは、剥がせる両面粘着ゲルテープ と同等のもの。ここにブツが簡単にくっついて便利です。


■ひっつき虫

テープを使わずにポスターなどを壁に貼るために作られた文具 ひっつき虫。極小にちぎって使えるのがGOO! 「被写体の固定」や「転がり防止」に役立ちます。
私は、ブツ撮り作業ですごく良く使います。


■セーム革(大きめ)

金属などの被写体の拭きムラを除去するのに最適だとおもうのが、セーム革 だと考えます。ハイテクのシリコンクロスみたいなものは食いつきが悪く、拭きムラを除去する力が弱いと感じます。ものによっては、余計に拭きムラが拡大することも。対してセーム革は、素材表面にしっかり食いついてくれるので、頑固な拭きムラも除去する力に優れています。
私が知らないだけで、今ではもしかしたらセーム革を超える新素材の布があるかもしれませんが…。

※ちなみにこれはイタリアの高速道路のPA売店(トリノあたり)で安かったので買いました。車のボディーを拭く用なんでしょうね。


■無水エタノール

被写体の清掃によく使うのが 無水エタノール です。被写体の素材を傷めにくい性質があるので、使いやすい洗浄液です。(※メチル・アルコールは絶対ダメ)。
空気中の湿気を吸うと劣化する(無水ではなくなる)ので、ディスペンサー(ハンドラップ) などに入れて使います。

※ 使用時は火気厳禁!


■ブロワ

現代では、フォトショの修復ツールがあるので、ブツのホコリはあとでも除去できますが、フィルム時代のブツ撮りでは「ホコリ吹き飛ばし」はアシスタントの「主な仕事」でした。シャッター毎、直前に必ずアシスタントがブロワによる「ホコリの吹き飛ばし」 → 「シャッター」てのがルーチン….てか、もはやそれは、ぜったいやらなければいけない「儀式」でしたね。

あとからフォトショで除去できるとはいえ、今でも 撮影時にホコリの吹き飛ばしをするのが基本 です。画処理でやるより結果、効率的ですから。。。(フィルム時代の儀式のように、厳密に、じゃないですけど..)

もちろんレンズ清掃等でもブロワーを使いますが、私の場合、ブツ清掃で使うことのほうが多いとおもいます。





あかーん!!こんな記事書いていても商品はなーんも売れん!!!できればショップも見ていっておくんなまし。↓

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平面(紙など)の素材感を捉えるライティングを考える



本日は、いつもこのブログを読んでいただいてる方は簡単に理解できる話をします。

カメラを真ふかんで構えています。下にはエンボス加工が施された「ペーパータオル」を平面にして広げています。
平面の「凹凸がある紙」の素材感(テクスチャ・マテリアル)を捉えるライティング を考えて見たいとおもいます。

ご覧の4つの方法でライティングしています。Aは「カメラ寄りから照射」し、Bは「紙に対して薄い角度で照射」しています。右の「’(ダッシュ)」は、逆側に「レフ板」で光を起こしている、、ってことですね。

さて、この中で「エンボス加工のペーパータオル」の素材感を最も捉えてるライティングはどれでしょう?

5秒だけ考えてください。


レフ起こしの「’(ダッシュ)」組は、素材感が出ていないことは分かりますね。でも、これだけじゃ、AとBのどちらが素材感を捉えているのか分かりません。


そこで見やすいように、AとBだけ拡大表示してみました。
すると、最も凹凸の素材感を捉えているのは「B」だということが分かります。

毎日読んでいただいているブログ読者の方には、
簡単すぎた話だったかな?。

さて、それでは逆のことも考えてみましょう。
ヨレやシワがある背景紙を使うとしましょう。すると「B」ライティングは、ヨレやシワも強調しちゃいます。エラー・テクスチャも浮き出しちゃうわけですね。素材感を見せたくないとき、つまり、ヨレやシワを目立たなくしたいときは逆に「A’」を選ぶと良い ということになります。

今回のペーパータオルも平面性が悪く、ヨレまでも写っちゃってます。これは反省しなくちゃいけません。薄いライトで「平面の素材感」を表現するときは、平面性をできるだけ良くしなきゃいけない ということも、ついでに覚えておきましょう。


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