えと、これ、、、、ライカ-Rのレンズです。エルマリート-R135mm(初期型)なんですが、知人より買わないか?と言われちまったもんで、、、、、、
つい、つい、つい、買っちまいました・・・・。(スンマセン・・・・)これで我が家のライカ-Rレンズが9本(1本、後玉もげ、接着待ち)にもなっちまいました・・・。(スミマセン)最近では、中古市場でR-レンズがあまりでなくなったと聞きます。でても中々のお値段になっておりまして、、そんな中、135mmまで手をだしちゃたこと、少し憚る次第です。。。。。。
市価より随分安くお譲りいただきまして・・・・。で、このライカ-Rレンズは、我が家のライカ-Rレンズの中ではもっとも古く1964年製。先の東京五輪の年、半世紀前のレンズですな。その証拠に距離の文字が赤なんです。ウチの他の子は、みんな黄色い文字ですもんね。
ライカ-Rのレンズが、我が家にやってきたということは、、、例の儀式をやらねばなりません。
例の儀式とは?:ライカRレンズをニコンで使いた〜い!【改造完全ガイド】
というわけで、早速マウントの6つのねじを外し始めます。ちなみに初期のライカ-Rのマウントの止めねじは「マイナス」なんですよね。「マイナス」は、ねじを潰しにくいけど、回しにくいんですよ。ライカ-Rの合理化のタメにのちに「+」になってしまいますが・・・。
おっと、簡単に外れてしまいました。大抵のライカ-Rレンズは、黒いパーツを先にはずさないと、マウントが外れない仕組みになっているんですが、黒いパーツはマウントにくっついたまま外れました。
おっと!見逃してはいけない重要なことを発見しました。マウント改造の際は、決して油断してはいけません!あの、あるはずモノがない!そーです!!死んでも無くしてはいけないクリックボールが無いではないですか!?
※現在ではLeica R LENS ⇒ Nikon Fマウント(改造パーツ)を買うと、無くしても良いようにクリックボールが2個ついてきます!(おーー、2回まで失敗できるぜ!)
ここに無いということは・・・・。
外したマウントをみると、無事くっついてました!クリックボールは無くしても猶予があるんですが(2個ついてくるしね・・)、もっとてーへんな事態が発覚!!!
通常のRレンズは、カムはねじで固定されており、ねじさえ外せば簡単に取れるんですが、古いライカ-Rのカムは一体設計になっており、切るか削るかしなければ、ニコンマウントをつけることはできないのです!!!!オーマイガ〜〜!!!※ズミクロン-R50mm(1カム・初期型)も同じく、一体設計だったのですが、入手したときには既にニコンマウントに変更されていた。
仕方ないですね。。どーしてもニコンマウントにしきゃいけない私の使命・・・・。やりますか・・・・・。(と、腹をくくる)
まずは、レンズ後玉の穴の内径を測ります。39.5mmくらいですかね。
サークルカッターで、コピー用紙を39.5mmの円を切り抜きます。
レンズの後玉の穴にピッタリ!一回で成功ですね。。
黒テープ(マスキングテープでも可)などで、隙間をキッチリ埋めていきます。
穴という穴は全部塞ぎます。(途中で気がつきこの後、「絞りリング」も外して作業しました。。)
金ノコを使ってカムを切り落とそうと少し試してみたところ・・・・・。
ゲゲゲ!!このやり方は違った!!!マウントの余計な部分まで削っちまう・・・・・。(念のために、もう一枚円カットして紙を敷いてマスキング強化しております)
というわけで、平ヤスリ(荒目)で、カムを削っていく作戦に変更!!!
思ったより柔らかい金属。順調に削れていきます。(つか、ライカのレンズをぶっ壊しはじめやがった・・・)
削りカスが大量に発生するので、時折ゴミ箱に捨ててブロアで吹き飛ばします。
カムの山の高い方を中心に削っていきます。
ある程度高さが揃ってきたら、
水平方向に削ります。
薄くなってきたら慎重に削ります。
だいぶ薄くなってきました。もう少しだね。。
指で触って出っぱり具合をチェック。(このころには、平ヤスリ/細目を使うとよい)
かなり良い線じゃね?(このくらいまで削るとねじ穴を塞いでいたテープが剥がれます。金属カスをマメに捨てましょう・・)
面一(つらいち)に近いでしょう。(マウント中央部は少し空間があるので、性格に面一でなくてもよい)削りだけにかかった時間は約40分!目安にしてください。
ブロアーで削りカスを吹き飛ばし、不繊布(レンズクリーニングペーパー)で丁寧に拭き取ります。
マスキングのテープをゆっくり剥がします。(カスがレンズ内部に落ちないように注意!)
死んでも無くしてはいけないクリックボールは、改造パーツに付属するため「死んでも無くしてはいけない」ことはなくなりました。が、クリックボールの下に潜むクリックボールを押し上げるためのバネは、死んでも無くさないようにしましょう。(マスキングのテープにくっついたりするので注意しましょう!)
ためらいキズはあるものの、ままのできばえ!
ここから組み上げ作業。絞りリングを装着します。
バネが突き出てれば押し込み、無くしても予備があるけど貴重なクリックボールを慎重に慎重に慎重にバネの上に置きます・・。一番最悪なシナリオは、レンズの銅鏡内部にクリックボールを落とすこと!死んでも銅鏡内にボールをおとさないこと!!!!クリックボールは予備がありますが、でてこなくなったボールはレンズに悪影響(フォーカスリング・レンズなどに)を及ぼしますから・・・。
無事、ボールを銅鏡内に落とさずに、所定の場所に置くことに成功!!!
LEICA-R Lens → Nikon-Fマウント(改造パーツ)を、レンズのねじ穴に合わせて真っすぐ下に被せ、、(クリックボールをずらさないように注意!)
純正のねじ6本を均等に軽めに締め付けます。均等に増す締めしたら出来上がり!この記事を参考に・・→ライカRレンズをニコンで使いた〜い!【改造完全ガイド】
てなわけで、ニコンFマウント用のライカ・エルマリート-R135mmの完成です!!
このカム削り改造は少しハードルが高いです。(後期のレンズではカムはねじ止めなのでもう少し楽なんですが・・)「レンズをぶっ壊してもいい、どーしてもライカ-Rをニコンにつけたい!!」という勇気のある人は真似してもいいけど、勇気のない人や不器用な方、自己責任でおこえない方は決して真似しないようにしてください!
どーしてもニコンにライカをつけたいよー!”LEICA-R Lens → Nikon-Fマウント(改造パーツ)”売場
あ、言い忘れていましたが、SONY/Aマウントの人も同様の作業で、α99などにライカ-Rレンズがつきます。(要改造・要根性)
α99にライカ-Rつけたいかも・・”LEICA-R Lens → Nikon-Fマウント(改造パーツ)”売場
【警告!】改造によりレンズ・カメラを壊しても、当方一切責任はおいかねます。あしからず・・。
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