レンズの回折現象、分かりやすい画を撮ってみた!


2000yen


本日は光の回折現象のお話。

レンズの絞りは、絞るほどは被写界深度が深くなり、ピントがいっぱい合いますが、その反面、光の回折現象(かいせつげんしょう)の影響が大きくあらわれるようになります。回折の影響が大きくなると、画像が不鮮明になりねむい画質になってしまいます。

つまり、絞れば絞るほど顕著にその影響が大きくなります。

原理については、ここでは割愛させていただきます。(物理が好きな人は、外部サイト:キヤノン:デジタルレンズオプティマイザ|画質変化の要因|回折現象をごらんください。)


Micro-NIKKOR 200mm F4


今回は、NikonD800E(フルサイズ3630万画素)とMicro-NIKKOR200mmF4で、2000円札の首里城あたりを撮ってみて、光の回折現象がどのように影響するかを検証してみました。お見せするのは、トップ写真の赤い枠のNIPPON GINKOと書かれた部分のD800Eのフルデータ原寸大切り抜き画像です。(2000円を選ぶあたりが、渋好みだなぁ・)


ではでは、このレンズの全絞りF4〜F32の画像をご覧ください。


2000yenF4

2000yenF56

2000yenF8

2000yenF11

2000yenF16

2000yenF22

2000yenF32


F8・F11あたりが一番鮮明で、F16からは次第に不鮮明になっていくのが、よく分かるとおもいます。F32では、かなりねむい画像になっていますよね!


レンズを設計する際に、開放値〜全絞り値の中間が一番シャープな画が撮れるように設計されていると聞きます。(このレンズの場合、F4-F32の真ん中はF11)


なお、カメラの撮像素子の大きさ・画素数・レンズの組合せで、一番シャープな画像が撮れるF値は変わりますので、今回の検証結果は、光の回折現象の理解を深めるためのご参考までに、、、と考えてくださいね。





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