02-飲み屋で話せるカメラぷち話【ミノルタの話】

 

 

【ミノルタの話】


田嶋一雄さんという人が1928年(昭和3年)に、国産カメラをつくろう!と一念発起し、
兵庫県西宮市に「日独写真機商店」を操業しはじたのがMINOLTAの始まりです。


【同社1号機=ニフカレッテ】
翌年(1929年)同社1号機の「ニフカレッテ」を完成させて売りはじめました。日独写真機商店の「ニ」、フォトグラフィーの「フォ」カメラの「カ」、を繋げて「ニフカ」、さらに独語で小さいという「レッテ」とつけたそうです。でもこのカメラ、国産といってもドイツ製の部品を使って、国内で組み立てただけってかんじだったみたいですよ。

【ミノルタの社名の変遷】
ミノルタはころころ社名を変えている会社です。
「日独写真機商店(1928)」→「モルタ合資会社(1931)」→「千代田光学精工(1937)」→「ミノルタカメラ(1962)」→「ミノルタ(1994)」→「コニカミノルタホールディングス(2003年コニカと合併)」
合併は仕方ないにして、優柔武断気味ですよね。

【メーカー名の由来】

ミノルタという名前は創業者の田嶋一雄さんが自ら命名したそうです。
「Machinery and Instruments Optical by Tashima(タシマがつくったの光学の機械と道具)」の頭文字を並べてMINOLTAだそうですが、もしかしたら後付けの由来のような気がします。
稔る田(みのるた)の意味をこめられてるとも言われており、こっちの方が本当の由来というのが有力説かもしれません。

【ミノルタレンズの名前の話】
ミノルタ製の昔のレンズはロッコールといいます。これは創業地の近くにある六甲山に、ちなんでいるそうです。

近年、このレンズをデジカメ(マイクロフォーサーズ等)にマウントアダプターでつけられるようになったので、ロッコールレンズをつけて六甲山を撮るのが密かなブームになってるとかいないとか・・・。

 

 

【プロなら必ず持ってたミノルタ製品】
フィルム時代のプロカメラマンは必ず持っていたミノルタ製品があります。

それはストロボの光量を測定する道具「MINOLTA FLASH METER(フラッシュメーター)」です。

プロカメラマンは必須アイテムだったので、ミノルタの隠れたヒット商品に違いないとおもっています。
でも、残念ながらカメラ部門をソニーに譲渡したあと製造中止になりました。まぁ、世がデジタルの時代になって必要じゃなくなっちゃったんで仕方ないんでしょうね。