超初歩的なピント面の話



超初歩的なピント面の話をします。
例えば、水平な面の被写体 を撮るとします。
まず、カメラを45°くらいの見下ろしアングル に構えて撮ります。

フルサイズカメラ+60mmレンズ、絞りは「F2.8」このレンズの開放値 です。
これは、最もピントが合う距離が浅い設定 です。(被写界深度が浅い設定)


文章の上下の真ん中くらいにピントを合わせました。
文章の上と下が、読めるかどうかギリギリまでボケちゃいましたね。
最もピントが浅い絞りの設定(開放)ですから、まぁこうなることも予想はできましたかね。


同じ絞り設定と撮影距離を同じにして、
今度は、真ふかんアングル で撮ってみましょう。


最もピントが浅い絞り設定にも関わらず、
文章には、ほぼほぼピントが合ってることがわかると思います。



ピントの合う面の進み方 の線で書き込んでみました。
被写体のピントを合わせたい面が、この線に近いほどピントを合わせることができます。言い換えてみると、被写体のピントを合わせたい面の正面から撮るほどピントが合うということです。

逆にピントを浅く撮りたい場合は、「ピントの合う面」に角度をつけると良いことになります。


作画の意図が決まったら、絞り値を考える前に「ピント面を考えたカメラアングルの選択」することが大切 だとおもいます。超初歩的な話ではありますが「撮影の基本中の基本」でもありますから、読者の皆さんにはしっかり意識していただきたいです。

ちなみに、iPhoneカメラ撮影でも同じですからね。(センサー面が動かせないカメラ全てでいえます)


shop-top



nomi

new-blog

【twitter】パンプロダクト新着・再入荷専用アカウント
→https://twitter.com/panproduct
滅多につぶやかないのでウザくなーい!最低限の文字数で淡々と情報のみをお届けします・・

facebookページやってまーし!(ログインしてほめてくださーい!)
→https://www.facebook.com/panproduct


 

カテゴリー: 撮影の基本の知識 | コメントする

晴天日向と晴天日陰は光の色がこんなに違う、と心せよ。



光の色が正確な 高演色電球 が光源の 美しい光の撮影照明キット でグレーチャートを撮りました。


カメラのホワイトバランス設定(WB設定)は「太陽光(Daylight)」。
白の部分が「中間グレー(だいたい)」
になるような 暗めの露出 で撮ることとします。

つまり、白部が「ニュトラルグレーなはず」ということですね。


同じグレーチャートを
「晴天日向」と「晴天日陰」の場所でも撮ってみます。


撮影時間は、本日(11/8)の14時頃。
ちなみに太陽の直射は肉眼では「やや黄色く」みえました。



同じ白なのに、全然違う色に見えますよね。
それでは、①②③の白部を並べてお見せしましょう。


こーやって並べてみると日陰がすごぉーく青いことがわかります。
でも、これがリアルな色合い。白でも青くなってしまって当然なのです。

普段から光の色を気にして見てる方(プロカメラマンなど)は、晴天日陰の白はちゃんと青く見えています。ただ、普段から気にしてない人は「これは白」という固定概念があり、日陰でも「ふつーの白」と認識していることが多いです。

デジタルカメラは、晴天日陰でも補正してしまうWBの設定があります(AWBや晴天日陰)。それで補正して、本当の白にすることもできますが、補正をしちゃうと、今度は陽が当たってるところが現実より「オレンジ」が増します。(不自然になりがち)

このため、私は日陰の青を無理に補正しようとはせずに、そのまま青にします。
なぜならば、日陰で「デイライトタイプのポジフィルム(リバーサルフィルム)」で撮ると「青く」なりますからね。そっちの方がリアリティがありますもん。※私のデジタル写真のカラーコントロールは、フィルムをお手本としています。


画像処理で少し明るくしてみました。
色が淡くなりましたが、やっぱり日陰は青いです。日陰で白を白として明るく撮っても「青みがかった白」になります。



今日の話で何を言いたかったのか?
気にせずものを見て生きてると目が騙されていることがあるので、
ちゃんと見よ!(写真を撮る以前の問題)

ってことが言いたかったのです。だって、それが写真にちゃんと反映されることですからね。

このことをちょっとだけ気にして生活していると、いずれ、
晴天日陰の銀座に歩いている板前さんの白衣が「青く」見えて、ちょっと感動しちゃうかもしれません。。。(← なんちゅー終わり方や)


shop-top



nomi

new-blog

【twitter】パンプロダクト新着・再入荷専用アカウント
→https://twitter.com/panproduct
滅多につぶやかないのでウザくなーい!最低限の文字数で淡々と情報のみをお届けします・・

facebookページやってまーし!(ログインしてほめてくださーい!)
→https://www.facebook.com/panproduct


 

カテゴリー: LEDライト機材, プロ用LED照明機材, 商品撮影初心者向けLED, 撮影の基本の知識 | コメントする

商品撮影、背景紙の幅は余裕があるに越したことない(背景も被写体に写り込むんだよ)



四六判(78.8cm×109.1cm)の白ケント紙を背景 に、円筒形の被写体 を撮ってみました。


一見、ちゃんと写ってるようにみえますが、


よく見ると、エッジの写り込みが不自然な境界になっていました。


実は、白ケント紙の境目が写り込んでいたのです。


考えられる対策としては、
背景側にレフ板を置いて、被写体から背景の境目が見えなくすることですかね?


境目はまっすぐになりました。
でも、本当は境目自体を消したいだけどね。


実はですね、
円筒形のこの境界線を消すには無背景をうんと大きくする必要があります。 ※写真はイメージ、ここまで大きい必要はないです。

私の経験からすると、2.7m幅の背景紙(ロールのバックペーパー) くらいは必要じゃないかなぁ。(こんなちっぽけなモノなのにね..)

つまり、
背景紙の役割は「無背景に撮る」だけじゃない!
ということなんですよぉ。


これ、昔、有田の白磁作家さんのお家で撮った大きな丸型壺なんだけど、これは円筒形どころか、さらに難易度が上がる、ほぼ球体。。。持ち込んだ黒布背景を使ったんだけど、当然のことながらそんなに大きい布ではありません。
だから、どーしても、壁との境界を消すことができませんでした。。(場所は8畳間くらいだったかな)

すごく大きな背景を佐賀に持って行って、作家さんのお宅に設置する、、、なんて、到底無理な話でございまして、
早めに「諦める」という決断をするのが賢明な選択だとおもいます。


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

shop-top



nomi

new-blog

【twitter】パンプロダクト新着・再入荷専用アカウント
→https://twitter.com/panproduct
滅多につぶやかないのでウザくなーい!最低限の文字数で淡々と情報のみをお届けします・・

facebookページやってまーし!(ログインしてほめてくださーい!)
→https://www.facebook.com/panproduct


 

カテゴリー: LEDライト機材, 【ブツ撮りの基本】(EC事業者様必見!), プロ用LED照明機材, 商品撮影初心者向けLED | コメントする