プロが教える「複写ライティング」のコツ!









「複写」とは、「平面の絵」などを、そのまま「写真に撮る」という「スキャナー」のようなことです。

簡単そうに思えますが、
「実は、複写は、技術的にすごく難しい(正確性を要求されるため)」ことなのです。



【 使用レンズ 】
・ 望遠系のレンズが必須。(焦点距離60mm以上のレンズ/35mmフルサイズカメラ)

【 カメラポジション 】
・ 絵の「真正面(ど真ん中)」に、ピンポイントにカメラを設置。(一案件に正解位置は一軸しかない..)
・ 「絵の面」と「カメラのセンサー面」を「水平(XY共に)」に保つ。













カメラの「位置取り」が少しでも悪けりゃ、それだけで「歪み」が発生します。「オリジナル」に忠実に..というのが「複写」の目的ですから、「歪み」はいけませんよねぇ。とにかく、まずは「被写体とカメラの位置」が正確でなければならないのです。(← プロでも簡単ではない..)


先ほどからお見せしている撮影現場写真は、知り合いの「某一流プロカメラマン」の複写現場です。ラフに「位置取り」をされているようにみえますが、「正確なポジション」で撮影おられます。





複写の難しさは、「位置どり」だけではありません…。
「ライティング」も、かなりの正確さが要求されます!








これは初心者が考えがちな「照明配置」です。両脇の45°から2灯で挟み込み、絵のど真ん中狙う! という配置。(あなたもコレが正解だと思っていませんでしたか!?)
この配置は「絶対ダメです!」(ダメ見本です..)





なぜなら、

〔1〕 絵(複写物)に「てかり(照明の写りこみ)」が入りやすい!
(照明の左右位置にもよるが..)

〔2〕 中心に光が集まり「露出値」があがり、中心だけ明るくなる!(露光にムラが発生する..)







それでは「正解」を発表します!! 両脇から2灯で挟み込む方法は同じ!!

ですが…、、
左右それぞれの位置から「複写物」の「2/3」を狙い「入射角度は30°」と薄い角度で照射しています!!!






この方法が、
照明自体の「てかり」から逃れ、「露出」を均一にする方程式といえるとでしょう。(とはいえ、そうなるように微調整は必要ね..)














今回この現場では、「長編1m超」の大きな「写真作品パネル」を撮っています。さすがに「2灯」では照射範囲が足りないので「左右2灯=合計4灯」を使っています。 ※左右各1合計2灯の場合、カバーする複写物は「50cm各」ほどでしょうかね…。





ここで一つ疑問。普通の撮影では、イージーなはずな「面光源」を、今回どうして使わないのでしょうか!?

確かに「面光源」を使うことにより「露出」を均一にさせることは容易になるというメリットがあります。しかしその反面「大きな面光源」は「てかり」から逃れにくく、撮影時に発見しづらい「薄〜くてかり」がはいるという、厄介な「デメリット」があるので、通常「複写」では「大きな面光源」は使われません。





さらには、ストロボでも、「複写」の照明は可能ですが、
今回使用の高演色LED電球」は、エラーになる「てかり」が分かりやすく、効果が確認しやすい「露出ムラ」がないように照射しやすいです。






【ということは、】

(現代では、)

色の再現性がとても良い「デイライトRa95」の「高演色LED電球」なるものを使うのが、「複写」には最適ではないかと…..。くれぐれも、左右から30°で「てかり」を逃しつつ「均一な露出」ね。。プロカメラマン的にはかくに思う次第であります!!(天地神明を誓って、嘘ではありません!)





↓ 今こっちの「タイプ」しかないのね。複写だったら「S」でいいからね。
  039|撮影用大光量50W高演色LED電球 Sh50Pro S/V


↓ ちと、こっちは製造再開に時間がかかりそうです….(かたじけない….)
45wled-ra90_03_l 039
撮影用大光量45w 高演色LED電球【Ra95/E26】







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