Adobe Premiere Pro CS6 の「ワープスタビライザー」は使えるのか?


Adobe Premiere Pro CS6_SS1

動画編集ソフト アドビ プレミア・プロには、ワープスタビライザーというエフェクト機能があります。これはブレを軽減し、映像を滑らかに見せてくれる機能です。

この機能はいったいどのくらいの効果があるのでしょうか?実際の手持ち撮影動画を使って試してみたいとおもいます。




【スタビライザーの使い方】
動画素材を選択し、「ビデオエフェクト」→「ディストーション」→「ワープスタビライザー」を「エフェクトコントロール」にドラッグ&ドロップ!
自動的にバックグラウンドで分析が始まります。

この分析にはかなり時間がかります。1080HD25秒の素材を分析するのに、ウチのMac Pro(2 × 2.8GHz Quad-Core Intel Xeon メモリ 9GB)で約7分かかりました。



Adobe Premiere Pro CS6_SS2

分析が終了すると、自動的に赤線で囲われた部分の設定で、スタビライズが始まります。

スタビライズ中でも、エフェクトコントロールのワープスタビライザーの設定を変えてもOK!すぐに変更された設定でスタビライズを開始します。分析ほど時間はかかりません。1080HD25秒の素材で1分ちょっとでしたかね・・。



Adobe Premiere Pro CS6_SS3_600px

今回、試してみる設定は、

スタビライズ
結果:滑らかなモーション
滑らかさ:50%
補間方法:サブスペースワープ

境界線
フレーム:スタビライズ、切り抜き、自動スケール
自動スケール:180%

この設定が重要で、テスト&トライで良い感じの動きに調整します。(この数値は今回の素材用です)
補間方法の「サブスペースワープ」は、複合的な補間方法ですのでエラー(変な動き)がおきやすいと考えています。場合によってはこの設定をシンプルな「位置」にするほうが良い結果の場合もあるでしょう。




ではでは、このPremiere Pro CS6の「ワープスタビライザー」の実力は如何に??
上記の設定を試した動画(42秒)をごらんください。

前半が手持ち撮影撮ったまま。後半がスタビライザーで補間した動画です。




前半と後半の違い分かりましたか?
確かに後半(スタビライズ補間)の動きは滑らかになっているとおもいます。(一部動きに変なところがありますが、、)こんなちょこっと花撮っただけの動画が、そこそこ見れるようになるんですから・・。(音楽のせいで無駄にドラマチックになってるし・・)

スタビライズした動画はトリミングされ拡大されるので、画像が悪くなります。しかし、背に腹はかえられない時だってあるはず!ブレブレなのは、キツイかもしれませんが、いざというときにはそこそこ使えるのではないでしょうか?

















またまた、タダでいーこと教えちゃったよ・・・・・・。余談ですが、昨日までご紹介していた、LED mono-block 1500B600Bを買わない理由が、私には分かりません・・・・。だって、本当にいーんだもん!(そこそこじゃなく・・・本当に使えますゼ!)



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2 Responses to Adobe Premiere Pro CS6 の「ワープスタビライザー」は使えるのか?

  1. みかん警部 のコメント:

    スローなどの時間調整したクリップだとワープスタビライザーが適用できません。
    何か解決さくありますかね?

    • 中居 中也 のコメント:

      そうなんですよね。どちらもPCに相当ストレスをかける処理だからでしょうね。。対策としては、使いたいスロークリップを動画ファイルに一旦書き出し、それを読み込んで、ワープスタビッライザー処理をするくらいしか思いつきません。(または逆)

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