SONYα9 だけ「他のミラーレス機」と根本的に違うってのわかってる?(フルサイズ機において今のところ..)



最近「フルサイズ・ミラーレスカメラ」が流行っているようですが、当然本ブログの読者の皆さんなら、その意味をわかっているとおもいます..。

が、ここであえて声を大きくして言いたいことがあります!

現在の販売されている多くの「ミラーレスカメラ」は、極端な言い方をしますと「ミラーと光学ファインダー」を廃して「液晶ビューファインダー」に付け替えただけ、ってことを理解されていらっしゃるでしょうか!?

つまり、ミラーレスにしたら、フルサイズ一眼レフより「良い写真」が撮れるかっていうと「ぶっちゃけ、変わりません」ってのが、私の答えです。

とはいえ、ミラーが動いてない分、ブレが少なくなったり、ファインダーで仕上がりをみながら撮れるので、暗い写真になる失敗がなくなったり、フランジバックが短くなったから、多くの昔の他社製レンズが使えたり、メリットはあるにはあります。(光の速度で見える光学ファインダーよりシャッターが押すタイミングが遅くなるというデメリットもあり)

ですが、ファインダー構造が変わった(+フランジが短くなった)だけでは「革命」がおこるような変化はありません。
なので「ミラーレス」ってのが、どーしても気になってしまって、今にも買い替えそうになっている「フルサイズ一眼レフユーザー」の方は、焦って買い換える必要はないように思います。(新規フルサイズカメラ購入をお考えの方は、ミラーレスは良いと思う)


多くのミラーレスはそうではありませんが、現在一つだけ「革命」をおこしたカメラがあります。
それは「SONY α9」です!

ここんとこ、アマチュアの皆様のみならずプロの方まで、正しく理解していないようにおもいましたので、今日の記事を書くことにしました。


今日の検証では、一般のフルサイズミラーレス機代表としまして「SONY α7RII」と、革命をおこしたとのたまわっている「α9」を次のような比較をしてみました。




【カメラをパン回転をしながらレリーズしてビルの写真を撮る!】

α7R2 と α9 をムービー三脚につけ、軽くパンしながらほぼ同時にシャッターを切り、以下の条件で撮画像を比較してみましょう。

・カメラの設定は同じ。ちなみに「SS=1/100秒」・手ぶれ補正=「切」
・いずれも「50mmレンズ(ミノルタMDとライカ-Rだけど、比較には影響ないでしょう)


なお、今回は「α7RII」と「α9」を、RX0用のオプションで売られている SONY レリーズケーブル VMC-MM2 でつなぎ、ほぼ同時シャッターを実現しております。(マルチ・マイクロUSB端子を備えているSONY製カメラだったら、だいたい使えるとおもいます)



【フォーカルプレーンシャッター(機械式物理シャッター)で比較!】


はい、ご覧の通り、写り方に差はありません。これは「デジタル一眼レフ」のシャッターと同じ、メカシャッターです。フィルムの時代から35mm一眼レフは、この仕組みのシャッターです。

メカシャッターを動かす撮影では革命はおきません。ですが、多くのミラーレスカメラは、このシャッターが正式なシャッターとされています。


【電子シャッター(サイレント撮影)で比較!】


はい!「サイレント撮影」ができる一般的なミラーレスの電子シャッターでは、そんなに速くない動きでも、このように、ひん曲がってしまいます。いわゆる「ローリングシャッター」ってやつですね。聞いたことあるでしょ?


こちらは、逆パンでの撮画像。
特に大きなセンサーのフルサイズ機では全部をスキャンするのに、それなりに時間がかかるためこのようにひん曲がり現象が起こります。

ちなみに一般的な使い方で、人物の顔が振り向く瞬間に撮ると、お顔がひん曲がることがあります。その程度の速度でもなっちゃうわけですね。

なので、α9以外のSONY機の場合、電子シャッターを「サイレント撮影」と表記します。つまり「シャッターの音を出しちゃいけないときだけに使う臨時モードだよ..」ってことであって「正式なシャッター」として認めていないのです。

電子シャッターが搭載されているミラーレス機も、ほぼ「正式シャッター = メカシャッター」なわけです。(NikonでもCanonでもそぉ。) メカシャッターを使う限り「一眼レフ」とあんまり変わらんって、話になっちゃうわけなんです。。


【ミラーレスを超えた革命的な進化はα9のみ!】(今のところ..)

パン&レリーズ比較写真では「α9」の話は一切しませんでしたが、撮画像は違和感なくフツーだとおもわれることでしょう。メカシャッターで撮ったのと、変わりませんもんね。(ビルの垂線が斜めになっているのは、上にあおったアングルだからです)

α9では「サイレント撮影」という表記はなく「電子シャッター」と記されています。つまり「正式シャッター」として認められている証拠だとおもいます。モデル撮影のために装備された「電子擬似シャッター音」が鳴らせられるのもフルサイズ機では「α9」だけです(無音にもできます)。「サイレント撮影」で擬似音つけちゃうと「サイレント」じゃなくなり本末転倒になってしまうからでしょうね。(α7IIIやα7RIIIでは、擬似音ありません)

ちなみに私中居は、α9を発売日から使っておりますが「ストロボ同調撮影以外」で「メカシャッター」は全く使っていません。だって必要ないですもん。

SONY様が開発した「フルサイズ積層型CMOSセンサー」が「電子シャッター」に革命をおこしたわけですね。ざっくりこのセンサーの仕組みを説明すると、撮影データを小分けにしブロックごとにすぐ裏に取り付けられたメモリに一旦蓄積させ、プロセッサーに流していくというもの。(通常はセンサーをスキャンしたデータが、順番にプロセッサーに流していくので渋滞してローリングしちゃうのです)

メカを動かさないおかげで「20コマ/秒」とか「1/32000秒」などの、とんでもないことができるようになったというわけです。

詳しくはここ読んで → α9 | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー


だらだらといっぱい字を書いてしまったので、皆さんちゃんと読んでいないでしょうから、

電子シャッターをまともに使えるのは「SONY α9」だけ!(今のところ..)

せめて、これだけ覚えておくと良いでしょう。α9は、プロ的には撮れる写真も変わりますよ。





おまけ【ミラーレス機の搭載センサーまとめ】

SONY α9 = ◆積層型センサー & ◆裏面照射型センサー
SONY α7RIII = ◆裏面照射型センサー
SONY α7III = ーーー

※「裏面照射型センサー」とは、ざっくり言うと「暗部に強くレンジが広い」センサーのこと。SONY製カメラでは、α7RII(2015年発売)から採用されている。

センサーだけを寿司盛りのグレードに例えると → α9 =【松】/ α7RIII =【竹】/ α7III =【梅】


フルサイズミラーレス、他メーカでは、
Nikon Z6,Z7 = ◆裏面照射型センサー(D850から採用)
Canon EOS R,RP = ーーー


ってな感じです…






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